2010年07月17日

その34「蝸牛」

茶会記室内のドアの蝸牛
*2010.6.17 夕刻 茶会記店内にて Photo by Jiken

七夕は、今年も雨に見舞われた。
紫陽花が色彩を失いながら、はっきりしない梅雨は明けようとしている。
コンクリートで固められた東京にいると、
蝸牛(カタツムリ)を見ることも、そうざらにはない。
茶会記に至る路地の時計草が、今年も元気に咲いている。
一週か二週間置きに茶会記を訪ねると、どこか少しづづ変わっている。
何が変わっているかと言うと、店内その他諸々が進化している。
いつの間にかピアノが備わり、ライブに活用され、
トイレが洋風になり、奥部屋への仕切りにシックなドアが付いた。
玄関のドアも新調された。
猫見窓(わが造語)など付いていてしゃれている。
各部屋のエアコンも整備された。
月曜担当のスタッフが、雰囲気にそぐわしい
女性になったことも特筆すべき変化だ。
以前の男性もそぐわしかった。
そして何より大きく様変わりしたのは、
イベントの時以外はクローズしていた奥の大部屋が、
リスニングルームとなって一般客に解放されたことだ。
一人客でも好きな席に着席出来る。
都内でも又とない静謐で特異で贅沢な空間だ。
その奥の小部屋も書道教室などに利用されているようである。

以上、私の知る限りのことだが、その進化にともない、
よりいっそうクオリティの高い文化活動が繰り広げられている。
まさしく看板通りの総合藝術喫茶の風情である。
四谷の地に住まう者として喜ばしいかぎりだ。
新宿の同業の者としても励まされ、触発される。


リスニングルームとトーキングルームの
境のドアに棲み着いた蝸牛が、
玄関の猫見窓を見遣っている。



posted by samuraisakaiki at 19:19| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かっこいい写真ありがとうございます。
二健さんが撮られますとハードボイルドな感じになります。
昔から経営しているような気分になり心がほっとします。

わたしが撮るといい意味での臆病性があり
それが都市的感じでもありウリなのですが
それがあんまり大きいと精神疾患気味なので
コントロールしております。
とはいえ大胆性をコントロールして出すにいたっておりません。
二健さんのような大胆性をときとして全面に出せるよう
修行せねばと思います。

お昼はハードボイルドなマスターがお越しになります。
マスターの溜まり場のような感じになったりもします。


Posted by 喫茶茶会記 at 2010年07月18日 19:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。