2013年09月22日

その82「静謐」

 
*2013.7.11/「茶会記カウンター」Photo by Jiken
ラベル:茶会記
posted by samuraisakaiki at 03:34| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月05日

その13「鯉幟」

嬬恋の鯉幟
*2009.4.下旬 故郷嬬恋村にて Photo by Jiken

「つかの間のひととき」 fukuchi

心を休める。
体を休める。

体を休めることはたやすいが。
心を休めることは難しい。

視線を上空に照準を合わせる。
心地よいガスのこもった上空。

そこには鯉幟が。

心休まる静寂美。
それは
過去にもつながる
立体的な美しさである。

より立体的に美を感じ取りたい。
空を泳ぐように
posted by samuraisakaiki at 14:44| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

その十「夜桜」

新宿御苑外周北側の夜桜
*2009.3.27 新宿御苑外周北側駐車場の夜桜  Photo by Jiken

「新宿の夜を知る人の為に」

新宿の夜を知る人は
新宿の夜を伝える写真を撮るのが得意である。
新宿の桜の美しさを知る人は
新宿の桜の美しさを伝える写真を撮るのが得意である。

特に夜の静謐なる時間において
実存者は新宿を自転車で通過し
様々な桜の情景を毎年感じ取る

新宿の夜の囁きが桜の花弁に振動を加え
仄かな芳香を放つ。

夜の囁きが
桜の花弁に振動を。

その様相を敏感に感じ取ることも
新宿の夜を知る人の特権であろうと
思う。

御苑の美しさ
夜の美しさ
新宿の美しさ

新宿の夜の囁きが。
桜の花弁に振動を。
仄かな芳香を放つ。

これからも

  喫茶茶会記 福地
posted by samuraisakaiki at 06:08| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月03日

その九「幻想」

  深夜の幻想。美しき深夜。 

s-DSCF1396.jpg デーンとニャン

s-DSCF1395.jpg 隙間からニャン

s-DSCF1394.jpg 空中浮遊だニャン

s-DSCF1393.jpg ぼくたちもニャン
@shinjuku samurai.  photo by Fukuchi

招猫四方堅めの陣
               二健
開花時深夜の密会
シカゴジャズ聴き
恵比寿麦酒を呑み
古猫と若猫の集会
噛み合いほど良く
昼間は小生が来訪
深夜は貴兄が来訪
どちらも問答白熱
正に対面往復書簡
その産物たる写真
招き猫招かざる猫
花曇─と一句献上
弊店店内彼方此方
高低差や明暗差も
他力本願ただ一途
どの道所詮自力の
非力と人望の無さ
嘆かわしい限りと
悲観するなかれと
口々に云う招き猫
顔色一つ変えずに
彼是我が働き振り
見続けて長年経過
そんな招き猫等の
偽らざる有りの侭
偽らざる棲まう様
見慣れた毎日とて
見止めていない景
日常に埋没した景
その景を炙り出し
気付かせてくれた
四方守護の組写真

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posted by samuraisakaiki at 11:53| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

その四「外灯」

s-001.jpg
*深い夜と街路灯です。二健様のインスピレーションへ photo by Fukuchi

  街路灯神話
                         宮ア二健
伊耶奈岐命(イザナギノミコト)と、
伊耶那美命(イザナミノミコト)は、
天の浮橋(アメノウキハシ)にお立ちになり、
高天原の天津神(アマツカミ)達から、
有るべき姿の国を整備すべく授かった
天の沼矛(アメノヌホコ)で
青海原を掻き回した。
沼矛を引き上げると、
その先から滴る潮が積もって島になった。
これを淤能碁呂島(オノゴロシマ)と云う。
「おのずから成った」ことからの命名だ。
その島には何も無いはずなのだが、
儀式用に天の御柱(アメノミハシラ)があった。
寝所となる八尋殿(ヤヒロドノ)があった。
男女の二神は、ここで婚姻し夫婦になった。
伊耶那美命の体の出来きれていない処へ、
伊耶奈岐命の体の出来過ぎた処で刺し、塞いで、
新たな国を産んだ。治める神々を産んだ。
初めに産んだ子供も、次の子も失敗だった。
葦の舟に乗せて、流してしまわれた。
お子の名は水蛭子(ヒルコ)と、淡島(アワシマ)。
後の神々の数には入れられなかった。
暗い処でお産みになったのだった。
その後、伊耶那美命は火の神を産んで、
陰に火傷を負って死んでしまった。
伊耶奈岐命は、哀れ亡き妻を愛しみ忘れられず、
連れ戻そうと黄泉の国へ旅立った。

    *

女は男をやる気にさせる。
男は女にやる気にさせられる。
二神は天の御柱を逆に巡った。
出会って、共に相手を誉め、愛でた。
先の声がけは、女神だった。

女は男を立てた。
男は女に立てられた。
共に愛しき仲となった。
そして、国が産まれた。
そして、神々が産まれた。

男は女を濡らした。
女は男に濡らされた。
共に濡れた仲となった。
そして、国が産まれた。
そして、神々が産まれた。

    *

立てる事は立たされる事
濡れる事は濡らされる事
立てる事は立てられる事
濡れる事は濡れられる事

立てる女と立たされる男
濡れる女と濡らされる男
立てる男は立たされた男
濡れる女は濡らされた女

立てられた男は奮い立ち
濡らされた女は命を育む

天の沼矛には玉飾があり
その玉飾は神の魂を宿す
天の沼矛の先に魂を送り
魂は国を産んで神を育む

立てるとは立て祀る事也
濡れるとは潤い勇む事也
而して水成流転に漂う也

天の沼矛で青海原を刺し
掻き回したる姿その滴り

天の御柱逆巡りの出合い
誉め合い身も心も潤う姿

立つものと濡れるものは
狩りに耕しに守りに立ち
褥に潤い夢うつつに眠る

男は立ち女は濡れて勇み
女は濡れ男は立ちて勇む

出来足りず出来過ぎの身
出来過ぎと出来足りぬ心
逆さ巡りで目合う男と女

街路灯に一条光る神話哉


WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
[♪執筆中に使用したBGM(CD)]
・R.Hanna & E.Nakayama 「Hush a Bye」(What's New)
ラベル:古事記 神話 二健
posted by samuraisakaiki at 19:33| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その二「写真」

img0027.jpg
*2008.6~7 今溝カナウ写真展「EXIT」にて  強烈なる被写体は宮ア二健  by Fukuchi


  波の彼方
            宮ア二健

あの日あの時 あの揺らぎ
この日この時 このしじま

人の気のない 浜辺にて
人の衣をぬぐ 昼下がり
足にからまる 波の舌
足をはなれる 波の裾

波の行方に 佇んで
波の彼方に 影を投ぐ

    *

あの日あの時 あの揺らぎ
この日この時 このしじま

昼の浜辺の ほの暗く
木々の白骨 横たわる
潮風ぬるく 吹き渡り
砂の湿りに 身を曝す

波の行方に 佇んで
波の彼方に 影を投ぐ

    *

あの日あの時 あの揺らぎ
この日この時 このしじま

渚そぞろに 傘を手に
傘の出口を 探し行く
開いて閉じて 黒い傘
寄せて砕けて 白い波

波の行方に 佇んで
波の彼方に 影を投ぐ

    *

あの日あの時 あの揺らぎ
この日この時 このしじま

渚の果は 立ち消えて
潮風ぬるく 吹き渡る
海豚の骨に 吹き渡り
佐貫の潮に 吹き渡る

波の行方に 佇んで
波の彼方に 影を投ぐ


cf.ブログ【サムライ画廊5】今溝カナウ写真展「EXIT」
posted by samuraisakaiki at 19:18| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする