2020年04月13日

その108「海辺」

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200807展示
二健さんの勇士です。
昨今の疫病のおかげで過去を遡ることが可能です。
次の未来へ

喫茶茶会記 店主 福地
posted by samuraisakaiki at 11:29| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月02日

その107「挽歌」

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*令和二年(2020)元旦、茶会記にて Photo by Jiken

この「新宿往復書簡」は、一年間も放置してしまった。
元旦に茶会記の夜お邪魔して、久々に福地さんと長い話をした。
途中からママさんも参加して、後からSさんもこられて、
閉店時間まで我が演説は白熱した(汗)
日本の飲食店では、戦後トルーマンの3S謀略の効き目継続のせいか、
タブー気味の社会問題の話だが、
茶会記さんは容認してくれて有り難い。
もちろん他の拘りも関心もない一般客がいないという大前提だが。
その話の内容云々ではなく、
福地さんがさり気なく掛けてくれたLPと、
その怪しいサウンドが只ならないものだった。

当店で毎週第4日曜日午後3時からにやっている
"SamuraiFreeSession"の音と似ていて驚いたやら嬉しいやら。
フリーキーなサックスと、脱音楽的パーカッション。
福地さん曰く「阿部薫と豊住芳三郎のレア物です」

自分話になるが、我が持ち楽器(と言える程の物ではない)は、
自作ホラッパ、本物の法螺貝、調理器具、玩具など。
ドラムセットはないが、ライドシンバルとハイハットだけはある。
ドラマー(鈴木さん)はスネアー持参で来る。
打楽器奏者がいない時は、私が出鱈目乱打をする。
成果はヌンチャクと鞭打ち打法を編み出した。
ヤフオクで競り落としたハイハットは、
踏めば、叩けば音が出る。これでよし。
続いて欲が出てフットペダルも買った。
これで両足にも仕事をさせられる。ポリリズムを狙う。
しかしバスドラはないから、何か代用品で済ませる。
前回2019.12.15は、ドラマーの鈴木さんが来なかったので、
ハイハットを初めて使ってみた。(後でYouTubeでお見せする)
ちゃんとした既定リズムを刻むのは、
私は無理だが効果音として行ける。
2020.1.26は、フットペダルをどう使うかが問題だ。

そんなことを妄想しながら阿部薫デュオの「挽歌」を鑑賞した。
ジャケ写の三輪車に乗っているのは、たぶん
阿部薫が幼少だった時の一コマであろう。詩情豊かな一枚だ。
自分自身も、たった一枚だけ三輪車に乗っているものがある。
付添のかあちゃんは写っていないが。たしか叔父さんが撮って来れた。
古い子供の時の写真には、大人の愛情が感じられる。
古き良き時代の日本の家族の絆。
2つの共通点を見出して、他人事ではなく、励まされた。
喋って聴いて、充実した良い元旦だった。

以上初作文でした。_(_^_)_
※手前味噌ながらわが俳句ページにシェアしました。
俳句川柳狂句的観点
posted by samuraisakaiki at 17:12| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その106「継承」

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今日Jazz Tokyo https://jazztokyo.org/ で執筆されている筆者と同年の斎藤聡(sight song)さんが故・斎藤徹さんの
沿革を調べられる中で、徹さんが若い頃活躍された ライブハウス「騒」の本をチェックされている際に
二健さんと福地の名前があると伝えてくれて嬉しく思った。

かつて私が書いた日記も見つかっており新宿往復書簡の中にも過去を辿るとあると思う。
「新宿往復書簡からの抜粋〜騒(GAYA)への夢」(福地筆)
20111211
http://gekkasha.jugem.jp/?eid=953696

徹さんのダイナミズムはありとあらゆる場で継承される。

p.s 本書き込みは二健さんからの指摘でわたしが気づいたものである。一年近く更新を後にして
反省している。


posted by samuraisakaiki at 13:00| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

その105「番人」

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「黒い聖母 Theater of Gnomon/スズキ ヤスコ」

グノーモンの本性と東洋演劇の秘密
『黒謡 KOKUYOH Yasuko Suzuki』
作・演出・出演・演奏 スズキ ヤスコ

2018.11.1日 (日) Open 19:00 at茶会記

スズキヤスコさんの茶会記での一人+α芝居
「新黒謡公演シリーズ」も、かれこれ6回目になりました。
昼夜2回公演もありましたので通算すれば7回目です。
音楽家でも踊子でも芸人ではない私は、
無言での物的存在役で初回より引き立てられて参りました。
今回は門番たるクリストフォロス役で、赤い布を纏って、
終始1:15間杖を持って立ち尽くしておりました。
ちなみにも初回は、

2015.11.22(日) open 14:00
〜新黒謡公演〜【気狂いの彼方へ】スズキヤスコ
アントナン・アルトー日本の残酷劇
Facebookイベント
でした。もう3年経ちましたか。フライヤー図案やネット広報などと
舞台でのイメージ的立役など勉強させられました。
最近は個人的に縄文文明に興味がありますので、
ヤスコさんの和洋古代に渡る黒謡のテーマと重なり、益々惹かれます。

来年2019年も続くと思われますので、
ご注目の程宜しくお願い致します。

茶会記HP
*2018.11.11 茶会記の楽屋 Photo by Jiken
「黒い聖母 Theater of Gnomon」
Facebookイベントページ
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2018年10月29日

その104「終日」

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2018/10/27

サムライ二健さんと常連様
更新が非常に遅れましてお詫び申し上げます。
まだ生息中。

喫茶茶会記 福地
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2018年01月04日

その103「二日」



平成30年正月二日、茶会記のカウンターで
居合わせた青年は、ワシントンDCからのお客さん。
明後日には帰国との由。暫しの出会いながら
覚束ない言葉を交わして文化交流の一幕。
「ワシントンDCには、日本から贈られたチェリーブロッサム(桜)が毎春満開になり綺麗です」
との事でした。
日本の植物の移民(?)が喜ばれています。
posted by samuraisakaiki at 06:19| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

その102「新年」

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元日に集うジャズの猛者各位。心震えます。
平成三十年一月一日 「日本企画盤で聴くアーチー・シェップ」 
Bunmei Kataoka preesnts 於喫茶茶会記
posted by samuraisakaiki at 14:35| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

その101「新橋」

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*Photo by Jiken 2017.10.20 at 銀座8丁目のジャズ喫茶Riverside

衆議院選挙二日前の秋雨の東京銀座界隈。
かの大日本愛国党の故赤尾敏総裁が、
街宣し続けていた数寄屋橋交差点の交番前辺り。
氏の姪様(=弟の娘)の赤尾由美候補が、
此処を振り出し、そして終着地に据えての
街宣活動をするというので、撮影に出かけた。

上京し立ての1970年頃、私は弱冠二十歳、
数寄屋橋で赤尾敏街宣を目撃したが、
立ち止まることもなく通り過ぎてしまった。撮影することもなかった。
彼方此方の路肩に愛国党のビラが貼られていたことは覚えている。
うるさい右翼だという先入観で見下していた自分がなさけない。
当時は三島由紀夫も楯の会で最後の活動に余念がなかった。
全共闘時代であり、ヒッピーの最盛期で、新宿はアングラ文化のメッカだった。
何事においても青春の風が吹き荒れていた。
今思えば大方は前後レジームというコップの中の嵐であった。
そんな思いから、乗り遅れた青春の穴埋めにもならないが、
追体験が出来れば幸いとばかりに現場に向かった。
正午から始まった演説は1時間ほどで終わってしまい、
次の予定の、新橋に出来たシャズ喫茶訪問まで、時間が余った。
確か電通通りかと思うが地下の居酒屋バーみたいな小店が
ランチやっていたので、吸い寄せられるように入った。
客は私一人で恐縮した。幸い若い板前さんと私と同世代の
ご主人と気の利いた話ができて、大当たりだった。
鯖焼き定食ご馳走様でした。湘南料理の何とかという店だった。
さて、目的の
「Riverside」3時開店まで時間があるので小雨の中散策。
年金組合の赤旗上げた老人たちのデモ隊に遭遇。蓼食う虫も好き好き。
新橋のガード下を縫い歩き昭和の臭いを嗅いだ。
目的の店は住所番地頼りに探し歩いて、やっと見つけた。
勿論一番乗り。
シックな木造のインテリ初老マスターのいかにも純ジャズ喫茶。
戦後日本庶民文化の粋の結晶。
小粋なスリー・サウンズとか、マリガンか何かの
ウエスト・コーストサウンドが、
回転円盤と金剛石針から発し、JBLの波動となって伝わってきた。
今年できた新しい店のようだが、その魂は筋金入りで、
邪念取り払い平伏して拝聴させて頂いた。
終盤、昔の渋谷などのジャズ喫茶物語の話に
言い及び大変有意義な一時であった。
posted by samuraisakaiki at 06:43| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする