2012年06月16日

その72「時計」


時計草
*2012.6.13 時計草 Photo by Jiken

毎年、紫陽花が咲く頃、茶会記を訪れる時、ほのかな楽しみがある。
裏道の車道から路地を入った突き当りに慎ましく茶会記があるのだが、
その途中の中ほどの民家の庭先の垣根に、お目当ての花が咲く。
あまり大きくなく、数も少なく、控えめに咲いている。花期は長いようだ。
その一輪に近づいてみると、その名の通り精密機械の時計のようだ。
正面から見ると、萼と花弁と雌雄の蕊の造形が見事と言うほかない。
横から見ても、その重なりの形に感心する。
五本の雄蕊は藁人形のようでもあり呪術の香りもする。
萼と花弁は五枚づつ十枚あり、モーゼの十戒に思いが馳せる。
なんと、英語ではpassion flower(受難の花)なのだそうだ。
つくづく、自然に勝る芸術はないと思う。
タグ:茶会記 時計
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2012年05月21日

その71「外気」

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新宿サムライの土曜3時からの喫茶タイム。
心地よいサウンドが比較的大きな音量で店内全体を
覆い包む。
この快楽を知る人は少ない。
外気取り入れ口がかつてのジャズ喫茶隆盛の時代を
喚起させる。あの熱い空気を

 

posted by samuraisakaiki at 10:01| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

その70「熱気」



SKmin002.JPGphoto by Jiken

4/22 のミンガス特集での二健さんの画像です
ということはこの特集に二健さんがお越しいただいたことになります。
ありがとうございます二健さん。
笹田さんの愛情溢れるミンガス特集
音響もピッタリマッチしておりました♬
気分は'70sジャズ喫茶。
わたしもニンマリ。





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2012年04月04日

その69「分解」

20年間使い続けたレコードプレーヤーがついに、その役目を終えた。
先ず何年か前にターンテーブルを回すスタートボタンが壊れた。
それは奥まったスイッチの頭を押すためのアクション機構が
割れただけなので、代替のコルクを削った物を差し込んで使っていた。
そして最近は、アームのアップダウンスイッチのボタンが壊れた。
それから、たまにターンテーブルが止まるという不具合が生じていた。
騙し騙し使っていたが、こうあちこちいかれてくると、
ついに買い替えなくてはいけないと思っていた。
そんなことを常連さんでオーディオマニアのK(クメダ)さんに言ったら、
「私が使っていないプレーヤー持ってますから奉納しましょう」という吉報を賜った。
幸いにも同じメーカー、ケンウッドの同系機。
プレーヤーの置き場にもぴったり収まった。
おシャカになったプレーヤーは貰い手もなく、捨てるのにもお金がかかるので、
しばらくは店の隅に放置しておいた。
そして先日、分解してみようと思い立った。
アームを外せばアームとしての価値があるかもしれないと思った。
分解してみれば、アクション機構が複雑にボディーにのしかかっていて、
しかも細い線が通っていて、とてもとても使い回せるような代物ではなかった。
メカだけのプレーヤーだと思いきや、立派なICの基盤があった。
核心のモーターもばらしてみた。
独楽状の強力な永久磁石と基盤とコイルからなっていた。
フレミングの左手の法則か?発電の原理か?と妄想を巡らした。
部品を全てばらばらにしてみたが、結局使い回しができるのはネジだけだった。
ターンテーブルは、調理器具にならないか思案中である。

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*2012.4.1 レコード・プレーヤー分解 Photo by Jiken
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2012年02月22日

その68「準備」


その68「準備」

茶会記イベントと超関連。
サムライさんでなんとリハ。柿谷さん板倉さんと宮崎さんの魔力です。


○2012/2/26(sun)

2月26日即興ライブペイント

「Create a new energy」

1部15:00〜16:15
2部17:00〜18:00
料金
1stage1800円 allstage2800円
どちらも1ドリンク付き
休憩時に完全入れ替えします

30席限定完全入替の為
ご予約確認下さい。

1部クラシック曲による即興ペイント
2部絵からの即興演奏と即興ペイント

絵 柿谷由佳(筆、パステル)
音 栗明美生(ヴァイオリン)
スペシャルゲスト板倉克行(ピアニスト、即興作曲演奏家)

朝昼夕と、日常風景での愛を
クラシックヴァイオリンの音色から絵色へ即興ペイントします。美しいメロディから想像される日常風景には様々な愛があちこちに溢れてることを想い出して下さい。

愛の挨拶
ジムのペディ
ジュテヴ
月光
あと、数曲

日が落ち光が閉じ
夜は匂いを感じて下さい
表に在るのが日常風景なら
裏に在るのが内在風景です
闇と心と体と魂は
そこに在りながら
そこには無いんです
不確かな感情と刹那を
感性と名ずけて体感下さい
即興とは感性の開放だと
実感して下さい。





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photo 柿谷由佳
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2012年01月11日

その67「残骸」

蛤の貝殻
*2012.1.6 客席の蛤の貝殻 Photo by Jiken

おせち料理とか、お正月料理というわけではないが、
近隣のデパ地下で仕入れた生きのいい小ぶりな蛤を、常連さんにお出しした。
調理方法はいたって簡単な貝のスープ。
蜆、浅利、蛤などは、茹でただけでおいしい出汁が取れる。
調味は、塩か醤油を少し加えるだけでよい。
貝特有の磯の香りが持ち味。
食べ終わった後は貝殻の柄を鑑賞。個々が個性的で面白い。
私たちのご先祖様が生き繋いだ縄文時代に想いが馳せる。
貝塚の存在が身近に感じられる。
貝を食べて酒を飲むと、八百万の神になったような気になる。
私たちは八百万の神々の末裔。
暫しの原点回帰。
posted by samuraisakaiki at 07:28| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月10日

その66「宝物」

DSCF4341.JPG

二健さんとの往復書簡ですが、前回は二健さんの写真をつかわせてもらったということもあり、今回はわたしが再度書簡を書きました。
先日亡くなられた、伝説のライブハウス騒(GAYA)オーナー騒美恵子さんの本ができあがりました。
追悼本ではなく騒さんが最期まで頑張って書いたものだそうです。
わたくし福地もPAがないのでライブハウスとはいえませんが箱付き喫茶店をやっています。
この本には、騒の見取り図やアクセスマップ、若いころの騒さんのアフロの写真もあり
パンチのある店舗運営、並びにパンチのある店主の人生についての模範例があり非常に参考になるものです。
内容がぎっしり詰まったガチンコ本。
少々恥ずかしい言い回しですが「宝物」だと思えます。
この本に携われた方々への畏敬、ディスクユニオンの偉大性を再認識せざるを得ません。
騒さんとも御話できたことは、この新宿往復書簡ウェブサイトを騒さんがご覧になり、
二健さんが撮られた板倉克行さんの画像から茶会記で板倉さんが演じていることを知って
茶会記へ電話をかけてくださったのがきっかけです。
電話の内容は全く緊張して忘れておりましたが本を読んで蘇ってきました。
サムライオーナー二健さん・板倉さんを紹介してくれた相田ご夫妻に感謝。

ライブ・アット・騒(GAYA) - 阿部薫、鈴木いづみ、フリージャズメンとの日々-
http://diskunion.net/jazz/ct/detail/JZ111031-57

posted by samuraisakaiki at 03:19| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月28日

その65「訃報」

「故・騒恵美子さんの気迫から学ぶもの」(福地筆)


数少ないインプロバイザーへのメセナ・相田誠さんのツィートから
騒恵美子さんの訃報を知る。
「騒(がや)」。タイムスリップして訪問したい初台にあったライブハウスである。
オーナーであった騒恵美子さんから
今年の2月の暇な夕方にお電話があり熱いトークで約20分にわたり
現在定期的に茶会記で演奏をされているピアノの板倉克行さんの思い出話を語られた。
現在、板倉さんは主にギターの加藤崇之さんと茶会記で演奏されているが
加藤さんの方が圧倒的に有名である。それでも加藤さんは板倉さんとの演奏を満喫されている。
騒恵美子さんも近年(晩年になるのか。)板倉さんのことを方々(ほうぼう)に伝えられていたような気がする。
さらにいえば先の相田さんご夫妻もいつぞやの今夜、泊まる場所のない板倉さんをご自宅に泊られたようである。
このような様相にある種の本質性を見出すのである。
が、あと20年たつことを考えると恐怖に怯える。本質的乃至大切なことを
知る諸先輩がこの世から去り、すべてのマイノリティに宿る本質性のようななにかがが
忘れられてしまうのではないかと。
・・・
私的安寧を得るために私は考える。
私と同世代では茶会記の古くからの常連吉岡氏、tokyo jazz siteのJamesさん、昨今茶会記に来てくれている生西さん〜白尾君ラインで当座の堤防を意識する。加藤さんをトリガーにして益子さん他タダマス、tactile sounds周辺の先輩各位にも支持をとりつけたい。(派閥癖がつい・・・。)


photo by Jiken "Samurai" Miyazaki



posted by samuraisakaiki at 12:34| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする