2010年10月04日

その41「驚愕」

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「土曜日昼のサムライはジャズ喫茶の日」 by 喫茶茶会記

今日、都内にいわゆる'60,70s〜連なる「ジャズ喫茶」という概念はもはや存在せず
音楽が大きくなっている喫茶店があるといったところだろう。
都内、土曜昼に限定すればサムライが唯一「ジャズ喫茶」を演じているといってよい。
ただしそこには怖ーい摩王(実はいい人いい気分(温泉))が潜んでいる。
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2010年09月17日

その40「奏者」

板倉克行p+3bライブat茶会記
*2010.8.29 於茶会記 板倉克行ユニット・ライブ Photo by Jiken

茶会記さんでの板倉克行ユニットのライブは、これで三回拝見した。
ピアノと三台のウッドベースという変則編成。
ジャズ界中堅の若いウッドベース奏者はバッキングはもちろん、 
旋律奏と打楽器の役までこなす。時にシリアス、時にコミカルに。
ハーモニーもインタープレイもフリーキーで変幻自在で何時聴いても面白い。
リーダーでベテランピアニストの板倉氏のメリハリのある鍵盤タッチは、
非常に洗練されており、喋り過ぎることがない。
音の大きさではなく、切れのよい一言一言が重く深く圧し掛かる。
ピアニストが立ち上がって腕組みしているにも関わらず、
無人のピアノが鳴っている。
そんな錯覚が感じられたのは、月並みな甘い抒情的余韻ではないからだ。
ショッキングとさえ言える板倉氏のピアノサウンドは、
奏者の指、時には手そのものの鍵盤へアタックが、
観客の心の襞へアタックし、その響きの連鎖が空白まで響かせていると感じた。
つまりは、ピアノという楽器の共鳴箱を飛び出たオタマジャクシたちが、
人心の共鳴箱に宿って尻尾を振って泳ぎ回る。
それに三台のウッドペースの共鳴箱が加わるのだから、
益々豊かな音場に恵まれた。
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2010年08月30日

その39「浮遊」

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夏。独り新宿彷徨って。
サムライ新宿、枝豆、ビール。
浮遊する招き猫をほろ酔い気分で眺めれば
わが心も少し気軽になりますわな。

by Fukuchi
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2010年08月15日

その38「単車」

茶会記の玄関ドア
*2010.8.13 茶会記の玄関ドアの小窓 Photo by Jiken

その日の午後、新宿三丁目から出発し、
新宿御苑の甲州街道側の遊歩道を自転車を押して歩いてみた。
以前工事をやっていたので、どのように変わったのか気になっていた。
なるほど天然ぽい小川ができでいた。
地面から水が浸み出していることを発見し、
人工の小川をしつらえたのだ。なかなか風情があってよろしい。
こういう自然に即した公共工事ならおおいに結構だ。
水とともに生活をする生き物が喜ぶだろう。
色々な顔の犬が人間を連れて行き過ぎる。
犬もうれしい散歩道だ。初秋の涼しさを感じる。
片や外側の歩道には紅白の百日紅が咲いている。
この花を見ると酷暑と残暑を連想する。
大木戸門を通り越して御苑の駐車場の横道で、
揚羽蝶の蜜吸いを観察し暫しマクロ撮影に没頭した。

次は内藤町の路地めぐり。
奥の奥に古い神社があった。
多武峰神社(とうのみねじんじゃ)(内藤神社)というそうだ。
徳川家康の時代、
人間の物欲のために過労で死んだ白馬を悼んで作られた駿馬塚と祠がある。
本殿の横では太鼓職人が一人修理の仕事をしていた。
初老の男がお参りに来た。人影はそれだけだった。

次は、外苑西通りを横切り大京町へ。やはり裏通りの路地は面白い。
ここでは下車はせず、一気に茶会記へ向かった。
玄関先に大きなバイクが止まっている。
どんな人が来ているのだろうとわくわくしながらドアを開けた。
先客はおられなかった。
玄関に近いカウンターの隅に座っていつものものを注文した。
バイクの主は分かった。その逸話を聞いてみると、
なかなか一筋ではいかない事情がおありのようだった。
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2010年08月06日

その37「躍動」

ひばりの輪
※20100801 Photo by shouko nozaki in sakaiki yotsuya

「文化の香り」 by 喫茶茶会記 福地

茶会記ではたまに唱歌クリニックを実施しています。
なにか'70sを香らせる風合いをと考えておりますが
なかなかうまくいきません。
それでも素晴らしいお客様がその風合いを醸しだしてくれております。
店に行くならサムライさんか歌舞伎町のナルシスさんがいいかんじですね。
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2010年08月02日

その36「夏祭」

2010新宿エイサーまつり
*2010.7.31 新宿エイサーまつり(小太鼓のパーランクーで踊る童ら) Photo by Jiken

先週の土曜日の昼下がり、恒例の新宿エイサーまつりを見るために
新宿三丁目の歩行者天国へ出かけた。
その存在は通りすがりで見て知っていたが、
まともに鑑賞したことはなかった。今回はちゃんと見ようと思った。
もう9回も連続開催されているそうだ。
都区商店街挙げてのお祭りだ。毎年7月最後の土曜日行われる。
新宿に住み勤しんでいる身の上、かつ沖縄や祭事に興味ある身の上、
これを知らないでは済まない身の上だ。
エイサーの集団は、都内と近県そして、本場の沖縄から
それぞれ個性的なグループが予定表に則って演技を繰り広げる。
老若男女、障害者、児童、学生、社会人、素人、ダンサー、外国人…と
分け隔てなく参加して鼓舞する。エイサーは沖縄の伝統的な盆踊りだが、
内地の穏やかな盆踊りと比べればエネルギッシュでエキサイティングだ。
特にPA機器の発達と西洋音楽との融合で、その傾向はますます盛り上がっている。
ことにこのように大都市へ集合して大がかりな祭として開催されることにより
派手でダインミックなエイサーに進化している。エイサーの特徴はいろいろあるが、
琉球空手など古武道の型や動きが著しいため非常に勇ましい。
それと着物の女性の手踊り集団の柔らかくて優雅なコントラストに魅せられる。
男気と女気の陰陽の祭でもある。
論より証拠で、大勢の男衆が支える巨大旗指物の天辺には太極の図が掲げられていた。
エイサーは日本の盆踊りよりもどちらかと言えば、昔の中国と朝鮮の祭と似ていると思う。
そう、太極図すなわち道教の文化圏だ。時空的にも納得できる成り行きだ。

私が最近いろいろ考えて最後に考え付くところは道教であり、
ここの奥深いところを知りたく、その玄関先でもいいから彷徨いたいと日々想っている。
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2010年07月23日

その35「源流」


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photo by Nakayama - otonokakurega 2007/5


茶会記のメインスピーカーAxiom150の裏側でございます。
サムライさんはJBLのD130であろうと思います。
ジャズ喫茶の基本はJBLかALTEC。
茶会記の別部屋にもALTECの416-8Cがございます。

型番の羅列で恐縮でございます。
しかし、これらのユニットとジャズ喫茶の味とは不可避の連動があり
熱い人生の伴侶でもあります。
posted by samuraisakaiki at 16:00| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

その34「蝸牛」

茶会記室内のドアの蝸牛
*2010.6.17 夕刻 茶会記店内にて Photo by Jiken

七夕は、今年も雨に見舞われた。
紫陽花が色彩を失いながら、はっきりしない梅雨は明けようとしている。
コンクリートで固められた東京にいると、
蝸牛(カタツムリ)を見ることも、そうざらにはない。
茶会記に至る路地の時計草が、今年も元気に咲いている。
一週か二週間置きに茶会記を訪ねると、どこか少しづづ変わっている。
何が変わっているかと言うと、店内その他諸々が進化している。
いつの間にかピアノが備わり、ライブに活用され、
トイレが洋風になり、奥部屋への仕切りにシックなドアが付いた。
玄関のドアも新調された。
猫見窓(わが造語)など付いていてしゃれている。
各部屋のエアコンも整備された。
月曜担当のスタッフが、雰囲気にそぐわしい
女性になったことも特筆すべき変化だ。
以前の男性もそぐわしかった。
そして何より大きく様変わりしたのは、
イベントの時以外はクローズしていた奥の大部屋が、
リスニングルームとなって一般客に解放されたことだ。
一人客でも好きな席に着席出来る。
都内でも又とない静謐で特異で贅沢な空間だ。
その奥の小部屋も書道教室などに利用されているようである。

以上、私の知る限りのことだが、その進化にともない、
よりいっそうクオリティの高い文化活動が繰り広げられている。
まさしく看板通りの総合藝術喫茶の風情である。
四谷の地に住まう者として喜ばしいかぎりだ。
新宿の同業の者としても励まされ、触発される。


リスニングルームとトーキングルームの
境のドアに棲み着いた蝸牛が、
玄関の猫見窓を見遣っている。

posted by samuraisakaiki at 19:19| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする